中学校の歴史には,必ずおさえておいた方が良い,いくつかの重要事項・重要語句があります。
そのひとつが,
江戸幕府のしくみです。
中学校の歴史的分野では,武士がつくった政治のしくみとして,
鎌倉幕府のしくみ
室町幕府のしくみ
江戸幕府のしくみ
以上,3つの武士がつくった政治のしくみが扱われます。
その中で,「初めて」のキーワードにあたる鎌倉幕府のしくみは,武士が初めてつくった幕府のしくみとして重要です。(別ページ【鎌倉幕府のしくみ】で確認済)
2番目に成立した室町幕府のしくみは,そのしくみの大部分が鎌倉幕府のしくみから踏襲されたものになっています。
そのため,
中学校で問題として問われる,鎌倉幕府と室町幕府のしくみの違いは,「執権→管領」への変化の部分のみです。
ところが,江戸幕府のしくみは,前の2つの幕府のしくみとはまったく異なったものになっています。
中央の役職,全国の支配体制などの幕府のしくみ自体が他の幕府のしくみより細分化されており,今までの幕府には見られなかった,きめ細かい全国支配を実現することが可能なものとなっているのです。
江戸幕府のしくみについては,どこが問題として問われるかわかりません。
完全に確認・理解してしておくことが必要となります。
「初めて」のキーワードにはあてはまりませんが,知っておくかおかないかでワンランク昇格かどうかが決まるという重要項目のひとつなのです。
ところが…。
その全体を,うまくまとめた資料が少ないのが現状です。
それらしいものが見つかったとしても,内容的に深すぎたり,浅すぎたりで,今いち全貌が把握できにくいものが多いのです。
そう思っていた人には必読のコーナーです。
中学校の歴史で必要な江戸幕府のしくみの,ど真ん中の資料です。
この資料を使って,中学校で必要な江戸幕府のしくみの全貌を自分のものにしましょう!
※ 模範解答は,最後に掲載しています。
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