酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『イメージの詩』(B面『マークⅡ』)よしだたくろう

【今日の一枚】
『イメージの詩』(B面『マークⅡ』)よしだたくろう
1970年6月1日リリース(エレックレコード)

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よしだたくろうのデビューシングル(B面は『マークⅡ』)である。
1970年3月頃,ユーゲントレーベルから「広島フォーク村」名義のアルバム『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』を自主制作し手売りで販売した。

そのアルバムの楽曲の中からエレックレコードが,『イメージの詩・マークII』の2曲を無許可でシングルカットし関東広島地域でリリースしたものである。

後に,よしだたくろうからの抗議で音源を録り直したという曰く付きのシングルで,今となっては稀少な1枚である。

 

B面の『マークⅡ』のタイトルは,拓郎が喫茶店にいる時ふと窓の外を見ると,気になる彼女が金持ちそうな若い男が乗ってきたマークⅡに乗り込むのが見えた。

マークIIと言えば,クラウンまでではないものの当時の高級車である。
そんな高い車に乗る若い男が嫌いになってそのマークIIをそのままタイトルにしたというのだ。

つまりは,「車もってる男のほうがいいのね…」という強烈な印象が残ったというところからこの題名がついたという都市伝説が残っている。